トライアスロンは学生時代陸上部でない人でも完走出来るのか?
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今回はこのテーマを解説します。
結論から書きますと、関係ないです。
実際、私は小学校から高校まで野球部でしたし、大学では趣味程度の草野球をしていたくらいです。
ちなみに、高校野球では弱小高校の野球部で3年間補欠の上、夏の県大会の予選は一度も勝てなかったという非常に面白い思い出で終わりました(笑)。
目次
過去の運動歴は関係ない
先述した通り、私は学生時代は野球部で、しかも元々運動神経は悪い方に分類される方でした。今もそうですが(笑)。
野球部といっても走り込みやダッシュ、筋トレを行うので基本的な体力は付きましたが、大学生になると趣味程度の運動なので、体力の向上することはありませんでした。
つまり、トライアスロンをしようと決意した時はごくごく一般的な体力でスタートしました。
スタートラインに立つ人の多くがこのような状況と思います。
私の場合、ランニングをしている時に「あれ?身体が思うように動かない!」と過去の自分と同じように動けるものだと思っていて、頭のイメージが身体に付いていかなくてショックを受けました(笑)。
そこから段々と長く、速く走れるようになると楽しくなってきました。
マニアックな話になるのですが、人間には「マッスルメモリー」というものがあり、運動をしていた方が運動をやめて、そして時間が経ってトレーニングを再開すると、運動をしていた時の体力や筋力を脳が覚えているので戻るのが早いそうなのです。
この観点からすると、過去の運動経験は無駄ではありません。
だからといって、運動歴ない方は過去の自分から想像できないような距離を走れたり泳いだりできるので自分自身の成長が目に見えて分かります。
その成長段階が楽しくなっていくでしょう。
話はそれましたが、ここでは過去の運動歴は大きく左右することはないと考えて良いでしょう。
あくまで自分自身のゴールが大切
もちろん、トップクラスの選手となると陸上部出身や水泳部出身が多いです。
ここでトップクラスの選手が陸上部や水泳部出身だから…なんて比較は間違っています。
トップクラスの選手は趣味を越えて、スポンサーが付いたり、世界選手権、オリンピックを目標としています。彼らは自分のためだけでなく、応援してくださる企業や団体の期待を背負って競技に挑むのです。
そういった方と比較することは完全に誤りですね(笑)。
以前も書きましたが、大切なことは自分自身の限界を越えていくことです。
もちろん、仲間と切磋琢磨するという意味ではどんどん競争していくと面白いでしょうが、一番の軸は自分自身のゴールです。
トライアスロンをする上で、自分自身のゴールを設定することも大切です。
ビジネス書や自己啓発のようなガッチガチの目標とかでなく、なんとなくこうなれたらいいなって程度でよいと思います。
それに関する記事を以前まとめてますので、よければこちらも読んでみてください。
趣味なので、気楽に設定してみましょう。
学生時代の古傷が影響するケースもある
学生時代に運動としていて、ついつい無理をして足や肩を痛めている人がいます。
学生時代というのは3年間や4年間という短いスパンで仕上げる必要があります。
中学生や高校生のような成長期で無理なトレーニングをして仕上げようとすると負担も大きくなります。
そして無理をした原因で大きな怪我をしてしまうと、古傷として今後に影響が出ることがあります。
これは陸上部のコーチをしている知人から聞いたのですが、走っている選手を客観的に観察していて、いつもと走りがおかしいと思い、その選手に調子を聞いたら「大丈夫です」と応える選手が多いそうです。なぜかというと、痛いというと大会に出させてもらえないから、痛みを我慢して練習を続けるそうなのです。
大丈夫と言われると、コーチも練習を止めるわけにはいかないそうです。
もちろん、全員がそうという訳ではないでしょうが、こういったケースはよくあるそうです。
その大会終了後、病院へ行くと疲労骨折していたそうです…。
こういったこと古傷を抱えると、今後の競技人生に大きく影響してしまいます。
トライアスロンも身体の負担が大きい競技ですので、古傷が悪い影響を及ぼすこともありますが、運動部に所属していなかった方は、こういった古傷がない方が多いとおもいますので、この点ではプラスと考えて良いでしょう。
かといって、トライアスロンにエキサイトし過ぎて大きいケガをすることがないようしましょう。
ケガ予防に必要なちょっとした対策のことを記事にまとめています。
こちらも参考にしてみてください。
人生というスパンで行う競技
トライアスロンは学生時代のように期間が決まっていません。もちろん、嫌になれば辞めてもいいですし、ずっと続けるのも良い。
趣味で行うことですから、いかに楽しくできるかがポイントとなります。
私の師匠は30歳の時からトライアスロンを始めて、それから30年間ずっとトライアスロンをされています。
60歳を超えてもなお、自己ベストを数回更新し、今現在も進化を続けています。
私にとってはまだまだ到底追いつけない存在です。
これは長い期間継続してきた賜物だとおっしゃっています。
長い時間をかけてできるということにはこういった魅力があるのです。
まとめ
今回の記事をまとめますと
- トライアスロンに過去の運動歴は関係ない
- 自分自身のゴールや目標を設定する
- 古傷のある方は競技に影響する
- 人生というスパンで取り組む
ということになります。
この記事が少しでも参考になれば嬉しく思います。