継続はトライアスリートなり!

弱小高校野球部の補欠がトライアスロンを無事完走するためのノウハウをご紹介!

海を泳ぐ際の恐怖心を乗り越える

どうも、茶柱です。

 

インターハイが中止となりました。

 

春の甲子園センバツもそうですが、インターハイも中止で、その競技に高校生活を捧げてきた子のことを考えると何とも残念な気持ちです。

 

このことにめげずに、今後の人生をしっかりと生き抜いていただきたいところです。

 

さて、今日は海を泳ぐ際の恐怖心を乗り越えるというテーマで記事を書きます。

 

トライアスロンでの事故で最も多いのはスイムです。

 

下記の記事では過去35年国内トライアスロン関連大会で発生した死亡事例の検討

という内容でまとめられています。

どういった方や、スタートからどれくらい時間経過した時に事故をしたのか、具体的にまとめられてます。参考にされてみてください。

https://archive.jtu.or.jp/news/2016/pdf/jtuforum_medical_20160206

 

私自身出場した大会で、事故が発生し、お亡くなりになられていたということを、翌日に知ったこともあります。

 

こういったことを書くと、海は恐い!

 

そういった方がちゃんと取り組めば海での事故は防げるということを知っていただけると嬉しく思います。

 

 

 

そもそもトライアスロンとは自己責任のスポーツ

トライアスロンにエントリーする際、ある書面に直筆でサインをします。

 

それはざっくり言うと「万が一事故してもそれは自身の自己責任で大会主宰側の責任ではない」といったものです。

 

これは大会側が無責任なのでは?を思われるかもしれませんが、そうではありません。

 

トライアスロンそのものは100%自己責任で行う競技なのです。出場される方は大半が大人の方です。

 

未成年の方もいますが、保護者の同意の元で競技は行われます。

 

まず、知っておきたいことはトライアスロンは自己責任で行う競技である。

 

ということを念頭に「大人のスポーツである」ということを認識しましょう。

 

泳ぐ場所は主に海、川、湖で確かに深いが、底は見えない

最近の大会はプール内を泳ぐ大会があるそうなのですが、トライアスロンのスイムパートでは海、川、湖となっています。

 

当然、足が付かないくらい水深があるので、初めてレースに出る際は不安でした。

 

スイムの練習はプールで行うので、海から離れたところに住んでいる私のような場合は、実践の場で泳ぎの練習がなかなかできない方も多いと思います。

 

ですが、いざ始まってみると恐怖心は消えました。

 

なぜかというと、その泳いでいる場所の水深は深くても、濁ってて底が見えないからです(笑)。

 

透き通ったような場所でのレースでは別ですが、大抵汚いところを泳ぎます(笑)。

 

見えないのだから、余計なことが考えなくて済むので、水深という恐怖心はあっという間に消えました。

 

むしろ、慣れてくると綺麗なところで泳ぎたい!と思ってきます。

 

私の憧れの大会である「宮古島トライアスロン」では泳ぎながら深いところで海ガメが見えるそうです。

 

いずれ、この大会も出てみたいなと思っています。

 

 

ライフセーバーの体制は整っている

いくら自己責任といえど、大会側は当然安全に大会をやり遂げれるよう全力を注がれます。

 

特にスイムパートでの事故をどうしたら防げるのかとかなりの工夫がされています。

 

近年ではウェーブスタートといって、年代別にしてスタート時間を3分~5分ずつずらしてたります。

 

コースにまんべんなくライフセーバーの方が待機しており、様子がおかしいなと思われる人がいたらすぐに駆け付けてくださるようになっています。

 

しかも大半がボランティアでされてる方だそうなので、頭が下がる想いです。

 

マチュアの大会では基本的にウェットスーツ着用義務有り

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http://finish-triathlon.com/accident1

大会では基本的にウェットスーツを着用して競技となります。

 

ウェットスーツを着用して泳ぐ機会は一般的にあまりないので想像がつかないでしょうけれども、ウェットスーツを着るとかなり浮きます。

 

始めて着用した時は浮きすぎてびっくりしました!

 

 

気温が高い場合は熱中症の恐れがあるため、ウェットスーツの着用義務はないのですが、初心者の方は必ずウェットスーツを着用しましょう。

 

ウェットスーツを着用すると、おぼれることがまずありません。

 

ちなみに、ウェットスーツの相場は大体4万円~5万円くらいの物であれば十分といえますが、レンタルもされています。レンタル期間は1週間で金額が3千円~5千円が相場となっています。

 

ウェットスーツに購入までは足を踏み込めない…と思うのであれば、まずはレンタルから入るのも良いかと思います。

 

ウェットスーツも種類が豊富です。着用して比べてみるのも良いかもしれません。

 

事故の原因は他の選手との巻き込まれ

トライアスロンで最も事故が多いのがスイムといったのですが、なぜウェットスーツを着用するのにスイムでの事故が多いのでしょうか。

 

原因は多々あります。冷水での心停止、脳血管障害などの基礎疾患の存在、先日の深酒、過緊張のパニックと、あるのですが、今回書きたいのは他の選手との競り合いです。

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https://lumina-magazine.com/archives/raceguide/7083

先ほども書きましたが、近年では年代別ごとにスタート時間を変えるウェーブスタートが採用されています。

 

なぜ、このウェーブスタートを採用するのかというと、全選手が一斉にスタートすると選手同士の競り合い、これを業界用語で「バトル」というのですが、このバトルが原因でおぼれてしまい、最悪の事態を招いてしまうことが過去にあったからです。

 

特に初心者の方がこのバトルに巻き込まれると本当にパニックになる恐れがあります。そして、いざその状況になってみると、無意識的に他の選手の腕や足を掴んだりしてしまうのです。

 

私も何度も掴まれましたし、私自身も掴んだこともありました。もちろん、悪気はないのですが、無意識にやってしまうのですね。

 

 

このバトルを全て回避するのは正直難しいのですが、あえて選手の集団の中に入っていくことは避けた方が良いでしょう。

 

 

つまり、スタートしてもすぐに泳ぎに行くのでなくて、ちょっと時間をおいて、周りが落ち着いてからスタートするくらいの余裕があっても良いと思います。

 

慣れてしまえばスタートと同時に泳げばよいでしょう。

 

まとめ

海を泳ぐ際の恐怖心を乗り越えるためには…

・泳ぐ場所の水深は深いが底が見えないから気にしない

・スイムコースにはライフセーバーが整っている

・ウェットスーツを着用するとかなり浮くのでおぼれる可能性は低くなる

・スイムでの事故原因は多々あるが、バトルを避けると事故の可能性はぐっと下がる

 

ということになります。今回の記事が少しでも参考になれば嬉しく思います。

 

茶柱