トライアスリートの為の空腹活用術!
突然ですが、この記事をお読みのあなたは1日の中で「お腹が空いた」と感じる時間はどれくらいありますか?
レース中の空腹はパフォーマンスを下げてしまうことは言うまでもありません。
こういった時はこまめにエネルギー補給を行いたいところです。
空腹と聞くと、エネルギー枯渇状態をイメージすると思います。
練習中やトレーニング中に空腹感を感じて、ガクッと力が落ちてしまうような経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは、いわゆるハンガーノックという状態なのですが、ツールドフランスを7連覇という偉業を成し遂げたランス・アームストロング氏は空腹を感じた時点でもう手遅れであるといったことを話したことがあるそうです。
ですが、今回はこの空腹も取り入れ方によっては非常に効果的であるという内容を解説します。
どういった内容なのか、気になる方は是非最後までお付き合いください。
空腹とはどういった状態なのか?
簡単に説明すると、胃の中が空っぽになっている状態の事を言います。
食事を摂ると血液の中のブドウ糖が増えて、これが脳に伝わり満腹を感じます。
食後から3~4時間経過すると今度は消化が始まり血糖値は低下し、体内では脂肪が分解されるそうです。その際に脂肪を分解する成分が多くなると、空腹を感じるそうです。
※下記の記事を参考にしています。
実は体内では物凄いことに!
では、この空腹時にはどういった現象が起こっているのでしょうか。
脳は基本的に糖質をエネルギー源として活動しています。しかし、空腹時には糖質ではなく脂質が分解されてエネルギー源となるのです。
さらに、空腹時間がある一定の時間を越えるとオートファジーという機能が動き始めます。
このオートファジーとは古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせるような仕組みです。
そうすることで、古くなった細胞や老廃物を除去し、より細胞や器官が活性化するというのです。
そしてここが今回の記事でもっともお伝えしたいところ!
内臓の動きが活性化することで、活性酸素除去する効果も期待されます!
トライアスリートさんは日頃からしっかりトレーニングをされて活性酸素や老廃物が蓄積しているので、ここで空腹を活用して、この活性酸素と老廃物を乗り除いてしまうのです!
この活性酸素は長い目でみると、ガンやその他の病気の発生リスクを向上させてしまう事が研究で明らかになっています。
こういったところで、空腹はとても活用できるということがご理解いただけたと思います。
空腹時間を意識的に作ろう!
実際のところ、オートファジーに関しては、私自身も実践できかねている部分でもありますので、あくまで理想論だという観点で解説します。
このオートファジーを機能させるためには、食後から16時間以上の時間を空けることです。
どうですか?16時間って、長いですよね。しかし、睡眠時間も入れてもよいとのことですので、この睡眠を活用します。
睡眠時間を8時間として、その前後4時間を何も食べない時間とする。
と考えると、少し突破口が開けたのではないでしょうか!?
例として、夜の19時に食事を終えて、23時に就寝し7時に起きて朝食は抜き、11時まで何も食べない状態を維持すると16時間の時間確保が出来ます。
現実的に無理でしょ…と肩を落とさないでください!
食べない状態といっても、ナッツ類はいくら食べても大丈夫だそうです!
ナッツ来ましたね~。
先日の記事とリンクさせて、素焼きナッツがいかに最高であるかが理解できます。
なぜ、素焼きナッツは食べても良いのがというと、低脂肪、低塩分、良質な脂肪酸という三拍子揃った強者だからです。
そして、ナッツであれば血糖値の上下はなく、咀嚼回数が多いため空腹感を抑えることが出来るそうです。
私はまだ体感出来ていないのですが、この空腹感を我慢していると、空腹力といって、空腹に耐える力が身に付くそうです。
その空腹力が身に付くまではナッツ類を食べて空腹感を散らすということだそうです。
茶柱の意見
最後に、私はどう考えているかを書きますと、もちろん肯定的です。
でないと記事にしませんね(笑)。
ですが、過度な食事制限は健康を害します。
いつも記事に書いていることではありますが、健康を害してしまうと仕事に支障をきたしたり、人生が楽しめなくなります。
いきなりオートファジーを取り入れるのではなくて、まずはしっかりお腹がすいてから食事をとる。
そして、週に1回とかの頻度でオートファジーを働かせるように16時間以上の時間を空けてみることに挑戦する。
おっ、これいいじゃん!と効果を実感しより身体の調子が良くなったのであれば頻度と回数を増やして生活習慣の一部として取り入れていく。
といった軽い気持ちで考えれば良いと考えています。
そして、このオートファジーは2016年にノーベル・医学賞を受賞したというとてつもないことではありますが、人によっては合う合わないがあります。
もし、合わなかった場合は体調を崩す前に直ぐにやめて、別の方法で健康的に身体をコンディショニングする、という考えにシフトしてください。
あなたにはあなたなりのベストなコンディショニングはきっと見つかります!
解説は以上となり、まとめると…
・空腹時は身体にとってとても良い影響がある
・特に最後の食事から16時間以上時間をあけるとオートファジーが働く
・トライアスリートは激しいトレーニングで活性酸素や老廃物が蓄積する
・無理なく取り入れよう
ということになります。
今回はクロマッキー大学さんのこちらの動画を参考にさせていただきました。
大変分かりやすいので、ご覧になればより理解が深まると思います。
この記事を読んで
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今回は以上となります。