トライアスロンにおいて重要な足裏の機能について。
今日は足裏の重要性について解説します。
さて、唐突ですが足裏の機能性について、学生時代教わったでしょうか。
私自身知らなかったのですが、足裏はトライアスロンを含むランニングにおいて、障害予防においてとても重要な役割を担います。
足裏とランニングがどういった関係となってくるのだろう。
と疑問に思われるかもしれませんが、理解されると重要性がお分かりいただけると思います。
是非、最後までお付き合いください。
目次
ランナー膝とは何か
ランニングにおいて発症する膝の痛みにはいくつかあるのですが、その中で代表的な障害が腸脛靭帯炎、別名「ランナー膝」と言われるものです。
これは簡単に言いますと、膝が曲がった状態から伸ばした時や地面を蹴った時に膝の外側が痛む、きしむような違和感が現れるような症状です。
下記の画像をみていただくと分かると思うのですが、腸脛靭帯と大腿骨(太ももの骨)の摩擦で痛みが発症するというものです。
人によっては、発症当時からだんだんと痛みが大きくなるようなこともあります。
このランナー膝の原因として挙げれるのは主にオーバーユース(使いすぎ)、過剰なランニング、休養不足、硬いシューズ、シューズ機能低下などあるのですが、今回は足裏の機能低下にフォーカスして深堀していきます。
そして、またランナー膝になってしまったという方の為に、どうしたらランナー膝が治るのか記事にまとめてます。
こちらの記事も参考にしてください。
なぜ、足裏なのか
結論から申しますと、足裏のアーチと呼ばれる部分の機能が失われていることから膝の痛みに影響してきます。
下記の画像をごらんください。これは足裏のアーチ、もっというと足裏の筋肉が弱まっているために、アーチ部分が沈んでしまい、足首が内側にテンションがかかってしまっています。これを過回内(オーバープロネーション)と言われます。
その状態でランニングを行ってしまうと、この画像のようにテンションがかかってしまい、それがずっと継続されると、腸脛靭帯と大腿骨が摩擦して、痛みが発症するという理屈になります。
足裏は身体の全体重がかかってしまう場所になります。今は膝の痛みが無いという方でも、この足裏をまっすぐに保つよう、足裏のアーチを保持しておくことが重要となってきます。
ここまで、足裏の重要性についてご理解いただけたでしょうか。
偏平足の方必見!足裏トレーニング
足裏の重要性は分かった。では、どうやって足裏のアーチを作るもしくは治すのか、具体的な方法を解説します。
結論から言いますと、足裏のトレーニングを行うことです。
そんな難しいトレーニングではありません。
ちょっとしたトレーニングです。
足裏のトレーニングをしっかりと行うこと、そして足裏の筋膜リリースも併用して行うことで足裏の機能を向上させ、偏平足も改善できることが期待できます。
靴の中に自分の足に合う高機能インソールを入れることも非常に効果的と言えるでしょう。ですが、これは私個人の考え方ですが、インソールを入れるとインソールに頼ってしまうため足裏そのものを鍛える事は難しいにではと考えます。
(もし、そうではない!インソールでも足裏は鍛えれる!というご意見があればぜひともいただきたいところです)
それに、高機能インソールは中には高額のものもあり、おまけに消耗品です。
トライアスロンは費用がかなり高い競技となりますので、しっかりと足裏の筋肉を鍛えて天然のインソールを作るという意識でやっていくという考え方を推奨します。
もちろん、個人の自由ですので、インソールを取り入れるというのも有りだと思います。
話がそれましたが、具体的なトレーニングをご紹介します。
今回はRUNARTさんの動画を引用させていただきました。
いつも参考にさせていただいています。
いかがでしょうか。
これなら簡単で、ちょっとした空き時間にもできますね。
私もトレーニング前と、空いた時間に行うようにしています。
以前、膝の痛みに悩まされていたのですが、このトレーニングとマッサージを行うことによって、膝の痛みが改善されました。
ケガ予防のマッサージに関しても解説していますので、参考にしてください。
まとめ
今回の記事をまとめると
- ランナー膝の原因は足裏の過回内から発症するものが多い
- 練習の疲弊などで足裏のアーチが失われ、機能が失われている
- 足裏の機能を戻すにはトレーニングか高機能インソール
- 日頃からトレーニングとマッサージで障害を予防する
ということになります。
今回の記事がお役に立てれば嬉しく思います。